2015年11月12日に発表されたDS716+を入手するとき、メモリがオンボードなのかDIMMなのかという情報がなくて心配だったのですが(最近の小型機はメモリオンボードの場合が多かったため)、届いた本体を確認したところ、2GBのDDR3L-1600 SO-DIMMが刺さってました(写真はDS716+標準の2GB DDR3L-1600 SO-DIMM)。今までのDS7系と同様にDS716+もオンボードメモリではなく個人的には一安心…
Synology DiskStationをカスタマイズしようと思ったとき、自分のDiskStationはどのCPUを使っていて、どのbootstrap (ipkg/Optware)や開発環境を使ったらいいの?と思うかもしれません。そこで調べ方や参考になるサイトをご紹介いたします。
このサイトでは手持ちのDS209+で各種オープンソースのインストールを行っていますが、CPUを調べてそのCPUに合ったbootstrap (ipkg/Optware)やSynolgyの開発環境をインストールすることで、DS209+に限らず他のDiskStationでも基本的に同様の手順でインストールできるはずですので参考にしてください…
Synology DiskStationに「perl-5.16.2」をインストールします。DiskStation(DSM 4.1)には標準で5.8.6(ipkgでインストールできるバージョンは5.8.8)がインストールされていますが、古いため新バージョンを別途インストールします。
コンパイルの際に「Errno_pm.PL」でヘッダファイル関連でエラーが発生しましたので簡単なパッチを当ててからコンパイルを実行しています…
(「環境の準備-2:IPKG他」からの続きです。)
インストールしたIPKGを使用して作業に必要なパッケージをインストールします。
また標準でインストールされているBusyBoxに含まれないコマンドを、新版のBusyBoxをインストールして補います。
最後にSynologyの開発環境「DSM Tool Chain」をインストールすれば準備完了という感じです…
(「環境の準備-1:基本設定」からの続きです。)
色々なオープンソースをコンパイルしてDiskStationにインストールできるように環境の調えます。とりあえずパッケージ管理システムの「ipkg」をDiskStation DS209+で使えるようにします…